リウマチ・膠原病診療

リウマチ専門医として

 診察医はリウマチ専門医の資格を有しており、関節リウマチは1000例以上の治療経験があります。またその他のリウマチ以外の膠原病疾患の経験も豊富です。
 膠原病の症状は、発熱(不明熱)、関節、皮膚症状など全身に多岐にわたるため、専門的な診察が必要不可欠です。膠原病・リウマチ分野の治療は、現在飛躍的な進歩を遂げており、患者様のニーズに沿った最新の治療をお届けします。

関節リウマチとは

関節リウマチとは

 関節リウマチは手・指・膝・足・足趾などの関節に痛みが生じ、典型的には腫れを伴うことが多いです。(腫れはないこともあります。)有病率は0.5~1%程度と言われ、比較的目にする疾患で皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれません。
 原因は免疫異常が本態ですが、免疫が異常となってしまう原因についてははっきり分かっていません。ただ、喫煙や歯周病などはリウマチと関係が深いと言われており、また遺伝的な素因も関係があります。 本来、人間の身体に備わった免疫システムは身体に侵入してくる外敵(細菌・ウイルス・カビ)を排除するための優れたシステムですが、なにかの拍子に自分の身体の一部を敵と誤認してしまいます。
 関節リウマチは主に関節が攻撃を受けますが、肺や血管などに障害が起こることもあります。
 現在リウマチの治療は生物学的製剤やJAK阻害薬の登場で目覚ましい発展を遂げており、多くの患者様が通常の方と同様の生活を送れるようになっています。

膠原病とは

膠原病とは

 膠原病も免疫システムが身体の一部を敵と誤認することで生じます。関節リウマチは膠原病の中で最も代表的な疾患ですが、他に全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、強皮症、皮膚筋炎なども代表的な膠原病で、免疫が自分の身体を攻撃することで生じます。
  症状は多彩で発熱や関節痛、皮疹、息切れ、蛋白尿など多岐に渡り、膠原病の診断には専門的な診察・検査が必要です。