新型コロナワクチン
2024年10月より65歳以上の方や、60~64歳で基礎疾患のある方は公費補助によるワクチン接種がスタートします。公的接種は2000円程度の自己負担となります。
※公費補助の対象ではない方で接種を希望される方へ
現状コミナティ(ファイザー製)を自費で接種する場合は当院では15500円で提供しています。ご希望の方は気軽にお申しつけください。
※mRNAワクチンに不安のある方へ
当院はmRNAワクチンは安全性が高く重症予防効果も高いと評価しています。しかし、コミナティを始めとしたmRNAワクチンで副作用が強く出た方や、mRNAワクチンに不安がある方には古くからある従来型ワクチン(不活化ワクチン)であるヌバキソビッドを用意しています。費用はコミナティと同様です。
肺炎球菌ワクチン
65歳以上対象
65歳時のみに公費助成があります。日本人の死因で肺炎は第4位を占め、肺炎球菌ワクチンは非常に効果の高いワクチンで、接種は皆様に勧められます。
基本的に5年に1回打っていきます。
子宮頸癌ワクチン
4価ワクチンや9価ワクチンがあり、ご希望に沿って接種しています。
子宮頸癌の原因となるヒトパピローマウイルスは子宮頸癌の原因となり、子宮頸癌は20~30歳代などの比較的若年者でも発症し命を奪われることもままあります。
若年女性には接種が特に勧められます。また頭頸部癌や陰茎癌、膣癌、肛門癌などの原因ともなり、女性だけでなく男性にも適応があります。接種を検討されている方はいつでもご相談ください。
帯状疱疹ワクチン
従来からある生ワクチン(1回接種)と新規のシングリックス(2回接種)があります。
幼少期に水ぼうそうにかかった際に、水ぼうそうの原因ウイルス(ヘルペス・ゾスター)は脊椎の神経に永住します。通常はおとなしくしていますが、加齢やストレスなどの免疫力の低下があると再活動し、神経に沿って移動し皮膚に特徴的な水疱や神経痛を引き起こします。帯状疱疹後神経痛は時に一生続くことがあり、患者様にとって大変な生活の質の低下をもたらします。ワクチン接種を行うことにより帯状疱疹の発症を大幅に抑えます。(例えかかったとしても軽症で済みます。)
50歳以上の方はシングリックス接種が望ましいですが接種には4万円程度必要で高価です。従来からの生ワクチン接種も取り扱っていますので接種でお悩みがありましたらいつでも相談ください。
※2024年4月より唐津市・玄海町では公費助成がスタートしました。当院ではシングリックスの自己負担額は1万円×2回接種(計2万円)となります。
例年10月から接種開始しています。当院では一般の方は3300円で接種を行っています。65歳以上で唐津市在住の方は補助があり1400円で接種しています。
RSウイルスは小児の肺炎・気管支炎・風邪のウイルスとして有名でしたが、最近は高齢者においても肺炎(ウイルス性肺炎・混合感染型肺炎)の重要な起炎菌であることが判明しました。
有名なインフルエンザウイルスよりも死亡率や入院率が高いとの報告もあり、肺疾患や心疾患、免疫抑制状態、高齢者の方はワクチン接種が望ましいです。
まだ公費対象ではなく、当院での接種費用は26000円となっています。